温泉

温泉分析書からわかることと、その読み方

温泉分析書について

こんにちは。A.(エードット)と申します。

今回は、温泉分析書からわかることと、その読み方についてまとめてみました。

温泉ってブラシーボ効果がかなり大事なんです。温泉は、泉質によって得られる効果が違います。温泉から得られる効果を知らないで入るより、知っていてはいる方が+αで効果があるんです。

A.(エードット)
A.(エードット)
ちなみに私は、美肌効果が高い泉質の温泉を選ぶようにしています👀

今回、温泉分析書の読み方を学ぶことで、行こうとしている温泉から得られる効果を自分で調べることができます。

是非最後まで読んで、次回の温泉旅行の際意識して温泉分析書を見てみてください🙌

そもそも、温泉分析書ってなに?

温泉分析書とは、その温泉のプロフィールのようなものです。大抵、脱衣所に掲げてあります。

B.(ビードット)
B.(ビードット)
旅館や銭湯のHPに載っていることもあります。

泉質名やpH値などが記載されていて、温泉から得られる効果や温泉の濃さなど、さまざまなことがわかります。

A.(エードット)
A.(エードット)
入浴前に読むと、どんな温泉なのかがひと目でわかります。本当に、その温泉のプロフィールみたいなものです。

こんな感じのものです↓

温泉ソムリエテキスト一部抜粋
B.(ビードット)
B.(ビードット)
うわ、情報量多いな😓
A.(エードット)
A.(エードット)
そうだね。笑今回は、特に注目すべきところを紹介しますね。

どこを読めばいい?

温泉分析表は、いろいろなことが書いてありますが、次の場所に注目します。

  • 泉質
  • pH値
  • 泉温
  • 浸透圧
  • メタケイ酸

ここを読めば、入ろうとしている温泉からどんな効果が得られるかわかります。一つずつご紹介しますね。

泉質

温泉にはそれぞれ特徴があります。含有成分の特徴から次の10種類に分けたものを泉質といいます。その成分によって温泉から得られる効果が変わります。

泉質名 泉質を簡単に言うと
単純温泉 肌にやさしい
塩化物泉 しっとり保湿・保温
炭酸水素塩泉 ※ ツルツル美白
硫酸塩泉 ※ しっとり保湿・保温
二酸化炭素泉 炭酸美容で血行促進
含鉄泉 鉄分豊富で貧血や生理不順改善
硫黄泉 ※ シミ予防、アンチエイジング
酸性泉 収斂効果でお肌引き締め
放射能泉 免疫力アップ
含よう素泉 代謝促進

※三大美人泉質と呼ばれています。

A.(エードット)
A.(エードット)
美肌効果のある温泉に入った後、塩化物泉や硫酸塩泉に入浴して保湿すると良い感じですよ🙌
B.(ビードット)
B.(ビードット)
なんか、温泉巡りの幅が一気に広がるね🕶

泉質については、詳しくまとめた記事がありますので、ご覧ください↓

温泉の泉質には、どんなものがあるのか。温泉の泉質には、どんなものがあるのか。 こんにちは。A.(エードット)と申します。 本日は、泉質について記事をまとめてみました。...

pH値

温泉のpH値によっても、得られる効果が変わります。

B.(ビードット)
B.(ビードット)
小学生の時リトマス紙を使って実験したあれだよね。

アルカリ性:ph8.5以上、クレンジング効果

弱アルカリ性:ph7.5以上8.5未満、クレンジング効果

中性:ph6.0以上ph7.5未満

弱酸性:ph3.0以上6.0未満、ピーリング効果

酸性:ph3.0未満、ピーリング効果

pH値が1〜14まであり、1に近いほど酸性。14に近いほどアルカリ性が濃くなります。

アルカリ性が強いと、ぬるぬるした肌触りで、古い角質や皮脂を落とし、ツルツルなお肌にしてくれる、クレンジング効果が期待できます。

A.(エードット)
A.(エードット)
くすみもとれます。ただ、アルカリ性だと特に肌が乾燥しやすいので保湿をしっかりしてあげましょう✊

pH値が高いほど肌の角質を取る働きが強いのですが、弱アルカリ性程度が適度な刺激で美肌効果が高いと言われています。

一方、酸性が強いと、殺菌力が高く、ピリピリとした肌触りが特徴的です。肌のキメを整え、引き締め収斂効果に期待できます。お肌をリフトアップしてくれるそうです。

中性だと、本来の肌のpHに近いため刺激が少なく優しい温泉といえます。

泉温

源泉の温度のことです。湯船の温度ではなく、温泉が湧き出しているところの温度です。泉温が高いと温泉の成分が高い傾向にあり、温度が低いと成分が優しい傾向にあります。

B.(ビードット)
B.(ビードット)
お茶みたいな感じだね。

高温泉(42℃以上):濃度が濃い傾向にある。源泉の距離にもよるが、「42℃〜45℃程度」であれば、「適温で鮮度の良い温泉」とも言える。

温泉(32℃以上42℃未満):「34℃〜37℃程度」の不感温帯であれば長湯することで温泉の成分をゆっくり浸透させることができる。

低温泉(25℃以上34℃未満):温泉法の規定に充しているが、人間の体温より低い温泉。加温をしている温泉かも?

冷鉱泉(25℃未満):温泉法の温度の規定に満たなかったもの。成分などは十分に効果がある可能性あり。

源泉と距離があると、運んでいる間に冷めてしまって加温しなくてはならなかったり、逆に適温になったりします。

A.(エードット)
A.(エードット)
加温や加水をすることで、温泉の鮮度や成分が低くなってしまう場合もあります。でも、加温や加水は、温泉に適温で入れるように調整してくれているため、悪いものとも言えないんです。

浸透圧

浸透圧とは、溶液の濃度を均等にしようとする力です。

B.(ビードット)
B.(ビードット)
これも学生時代にでてきたような…?

これが高いと、成分がお肌に浸透する量が多くなります。低いと、水分が浸透する量が多くなります。

高張性(10g以上/1kg):濃い温泉、成分が体に浸透しやすいが湯当たりしやすい

等張性(8g以上10g未満/1kg):そこそこ濃い温泉、人間の体液と同じ濃度

低張性(8g未満/1kg):やさしい温泉、水分が肌に浸透しやすくふやけやすい

高張性・等張性だと成分が濃い温泉と覚えればOKです。

A.(エードット)
A.(エードット)
ちなみに、自宅のお風呂は低張性なので、ふやけやすいです。

メタケイ酸

化粧水などにも含まれていることもあり、美肌に良い成分です。50mg/1kg以上あれば、温泉の定義にあてはまり、多ければ多いほど美肌効果があると言われています。100mg/1kg以上あれば、美肌効果あると覚えておきましょう!

温泉の効果を知り、+αの効果を!

温泉旅行に行ったら温泉分析表を一度確認してみてください。

どんな泉質の温泉に入っているか意識できると、+α(美肌効果 etc…)の効果が得られます。また、温泉旅行がより充実すると思います🙌

ABOUT ME
A.(エードット)
2001年生まれの温泉な好き一般人です。 同世代の人に温泉の良さを共有したいという思いでブログを運営しております ♨︎